禅の視点 - life -

禅語の意味、経典の現代語訳、仏教や曹洞宗、葬儀や坐禅などの解説

禅語一覧【五十音順】

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禅語一覧


ブログ「 禅の視点」において取り扱った禅語を、五十音順で以下に一覧掲載しました。
それぞれの言葉をクリックすると、その言葉を題材にしたエッセイや詳しい説明を読むことができます。
興味のある言葉を見つけたら、ぜひクリックしてみてください。安らかに生きる禅のヒントが見つかるかもしれません。


※ 禅語は随時追加されます。一部に仏教用語として扱った言葉も混ざっていますが、両者は厳密には分類できないものが多くあります。
ここでは禅語と考えることも可能な仏教用語も含めた上で、一覧掲載をしています。


【あ行】


挨拶(あいさつ)
 ~何気なく交わす一言から察すること~


下載の清風(あさいのせいふう)
 ~心に余計な荷物を背負ってはいないだろうか~


暗証(あんしょう)
 ~情報ばかりではだめ、考えてばかりでもだめ~


威儀即仏法 作法是宗旨(いぎそくぶっぽう さほうこれしゅうし)
 ~「型」を習得することの意味と重要性~


一寸坐れば一寸の仏(いっすんすわればいっすんのほとけ)
 ~真似でいいのだ~


一日作さざれば一日食らわず(いちじつなさざれば いちじつくらわず)
 ~自分のやるべきことをする~


魚行きて水濁る(うおゆきてみずにごる)
 ~悪事は人にバレなくても、自分にバレている~


縁起(えんぎ)
 ~原因は必ず存在する、原因は無限に存在する~


億劫(おっくう)
 ~気が遠くなるほど、永遠にも似た時間の世界~

【か行】


喝(かつ)
 ~迷いを吹き飛ばす言語を超えた声~


我逢人(がほうじん)
 ~本物との出逢いからすべてははじまる~


我慢(がまん)
 ~慢心を抱くことで正しさから遠ざかる~


眼横鼻直(がんのうびちょく)
 ~道元禅師の「問い」と「答え」~


規矩行い尽くすべからず(きくおこないつくすべからず)
 ~マニュアルの功罪~


霧の中を行けば覚えざるに衣(ころも)湿る
 ~無意識のうちに環境から受ける影響~


愚の如く魯の如し(ぐのごとくろのごとし)
 ~愚直という偉大さ~


供養(くよう)
 ~自分の生き方が亡き人の供養になる~


群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)
 ~一面を見てすべてを知った気にならないように~

【さ行】


災難に遭う時節には災難に遭うがよく候
 ~避けられないのだとしたら~


悟れば好悪なし(さとればこうおなし)
 ~悟ったら何が変わるのか~


茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す
 ~悟ったあとに戻ってくる場所~


慈愛(じあい)
 ~恋と愛の違いとは何か~


直心是道場(じきしんこれどうじょう)
 ~心によって道場が現れる~


色即是空(しきそくぜくう)
 ~そして、空即是色の世界へ~


慈眼(じげん)
 ~叱って伸ばす、褒めて伸ばす~


自灯明(じとうみょう)
 ~本当に自分を支えることができるのは、自分だけ~


主人公(しゅじんこう)
 ~個性とは奇をてらうことではなく、自分らしく生きること~


諸悪莫作(しょあくまくさ)
 ~悪いことなどできるはずもない~


松樹千年の翠(しょうじゅせんねんのみどり)
 ~変わり続けるからこそ変わらないものがある~


生児現成(しょうにげんじょう)
 ~親だって1年生、親と子は同級生~


上品(じょうぼん)
 ~人は1人ひとり皆違う~


所詮(しょせん)
 ~夢とは自分にとって何なのか~


身心(しんじん)
 ~イライラを治すなら、心でなく体に意識を向けたほうがいい~


善哉(ぜんざい)
 ~よきかな、よきかな~


啐啄同時(そったくどうじ)
 ~導く者と成長する者の間に生まれる絶妙の機~

【た行】


退屈(たいくつ)
 ~つまらないのは、なぜ?~


大道長安に透る(だいどうちょうあんにとおる)
 ~すべての道が悟りに通じている~


他は是れ我にあらず(たはこれわれにあらず)
 ~他人は自分ではない~


陀羅尼(だらに)
 ~言葉に力が宿る神秘の経文~


担板漢(たんばんかん)
 ~禅における「バカ」とは何を指すのか~


智慧(ちえ)
 ~智慧と知恵の違いから「賢さ」の質を考える~


知足(ちそく)
 ~幸せとは心の充足度~


中道(ちゅうどう)
 ~苦にも楽にも偏らない道、真ん中という生き方~


散る桜 残る桜も 散る桜
 ~生まれたから死ぬのである~


徹底(てってい)
 ~自分の頭で考え理解して、はじめて情報は知識になる~


天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)
 ~「尊ぶ」と「貴ぶ」の違いを知ろう~


同事(どうじ)
 ~相手の立場に立ち、相手と同じことをしてみる~


鶏(とり)寒くして樹に上り 鴨(かも)寒くして水に下る
 ~いろんな答えがあっていい~


泥おおければ仏(ほとけ)大なり
 ~煩悩の裏に隠れている光~

【な行】


日々是好日(にちにちこれこうじつ)
 ~「毎日がよい日」をどう受け取るか~


拈華微笑(ねんげみしょう)
 ~師と弟子は相対して仏法を授受する~

【は行】


八風(はっぷう)吹けども動ぜず
 ~動じることのない不動心とは何だろうか~


はづべくんば明眼(めいげん)の人をはづべし
 ~恥とは? 金とは? 志しとは?~


彼岸(ひがん)
 ~彼岸に到る? もう彼岸に到っている?~


百尺竿頭に一歩を進む(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)
 ~ゴールは終わりではなく新しいスタート~


百不知百不会(ひゃくふちひゃくふえ)
 ~人生の不思議、命の謎~


不立文字(ふりゅうもんじ)
 ~文字で真理は悟れない~


放下着(ほうげぢゃく)
 ~執着はエネルギー源でありストレス源~


法食同輪(ほうじきどうりん)
 ~修行でない行いが、どこにあるだろうか~


法灯明(ほうとうみょう)
 ~本当に正しいことを頼りとしなさい~

【ま行】


麻三斤(まさんぎん)
 ~答えが答えなのではない~


水をふみ石をきらうことなかれ
 ~子どもは体験によって自然を学ぶ~


無功徳(むくどく)
 ~功徳を求めれば功徳なし~


無分別(むふんべつ)
 ~比較しない視点、区別しない考え方~


妄想すること莫かれ(もうぞうすることなかれ)
 ~幸せを比べることで、人は幸せを見失う~


木鶏子夜に鳴く(もっけいしやになく)
 ~本当の強さとは何か~

【や行】


柳は緑 花は紅(やなぎはみどり はなはくれない)
 ~色眼鏡を外した世界をみたいなら~


油断(ゆだん)
 ~ふと、気を抜かないように~

【ら行】


両忘(りょうぼう)
 ~頭のなかにある固定概念という頑固な物差し~


冷暖自知(れいだんじち)
 ~体験してはじめてわかること~


露堂々(ろどうどう)
 ~真理は目の前にはっきりとあらわれている~