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ヨーガ、瞑想、坐禅、マインドフルネスの違いと共通点【はじめに】


ヨーガ、瞑想、坐禅、マインドフルネスの違いと共通点

最近、マインドフルネスという言葉を耳にすることが多くなった。
なんとなく瞑想のようなものだと思っているが、瞑想とは何が違うのだろうか。
いや、それを言うなら、そもそも瞑想って何なのか。
目をつむってじっと座っていることが瞑想なんだろうか。



そういえばヨガでも瞑想という言葉を聞くが、ヨガと瞑想って何が違うのだろうか。
それとも、ヨガとは瞑想なのだろうか。瞑想とは、ヨガなのだろか。
女性が奇跡的な体の柔らかさでポーズをとっている姿がイメージされるが、ヨガとはあのポーズのことなのか。
それならヨガとは柔軟体操のような、エクササイズのようなものなのか。
どうなのか。


瞑想といえば、禅でも坐禅という瞑想のようなものがあるが、坐禅と瞑想はどう違うのか。どういう関係なんだろうか。
さらに突っ込めば、ヨガと坐禅はどういうつながりがあるのだろうか。
同じものなのか、別のものなのか。
同じなのだとしたら、どこが同じで、別のものだとしたら、どこが違うのか。


わからないことばかりではあっても、それらはどれも互いに類似する要素があって、けれどもなんとなく違いがあるらしいことは感じている。
けれどその違いというのが、いまいちはっきりとはわからない。
……そのような印象を持っている方は少なくないことだろう。


私自身、それらの違いを述べてみよと言われたら一瞬戸惑う。
順を追っていけば違いを見出すことはできると思うが、そこまで体系的にそれらを比較して考えてみたことはない。
一言で、ズバリ
「ここが違う」
とはなかなか言えない。


そこで、

ヨーガ

瞑想

坐禅

マインドフルネス

についてそれぞれ考察し、違いやら共通点やらを探り、それらに対する理解を深めてみたいと思う。