【仏教用語】 日常生活で用いられる身近な仏教用語一覧
ブログ「 禅の視点」において取り扱った、日常生活で用いられる身近な仏教用語を五十音順で以下に一覧掲載しました。
日本語のなかにはもともと仏教用語であったものが少なくなく、それらの言葉の本来の意味を知ると、時には驚くような発見もあります。
言葉の意味を深く感じとることができるようにもなり、なぜそのような言葉が使われているのか、言葉自体にも納得できるようになります。
気になる言葉があれば、ぜひクリックして記事を読んでみてください。
何気ない言葉の奥に広がる思いもよらなかった思索のなかに、きっと意外で新しい発見があることと思います。
※仏教用語は随時追加されます。
【あ行】
挨拶(あいさつ)
~何気なく交わす一言から察すること~
阿弥陀籤(あみだくじ)
~昔から存在する手軽なくじ引き~
暗証(あんしょう)
~情報ばかりではだめ、考えてばかりでもだめ~
会釈(えしゃく)
~難解なものをわかりやすく~
縁起(えんぎ)
~原因は必ず存在する、原因は無限に存在する~
応病与薬(おうびょうよやく)
~言葉は薬と同じ、1人ひとり施す言葉は異なる~
億劫(おっくう)
~気が遠くなるほど、永遠にも似た時間の世界~
【か行】
懐石(かいせき)
~懐に石を入れてどうするのか~
合掌(がっしょう)
~人はなぜ手を合わせるのか~
我慢(がまん)
~慢心を抱くことで正しさから遠ざかる~
観光(かんこう)
~なぜ「観に行く」ではなく「光を観る」なのか~
供養(くよう)
~自分の生き方が亡き人の供養になる~
【さ行】
さばを読む(さばをよむ)
~数をごまかすのはなぜなのか~
慈愛(じあい)
~恋と愛の違いとは何か~
正念場(しょうねんば)
~じつは歌舞伎の言葉? マインドフルネスとの意外な関係~
娑婆(しゃば)
~耐え忍ぶ世界の苦悩~
主人公(しゅじんこう)
~個性とは奇をてらうことではなく、自分らしく生きること~
精進(しょうじん)
~精進料理は菜食を意味するのではない~
上品(じょうぼん)
~人は1人ひとり皆違う~
所詮(しょせん)
~夢とは自分にとって何なのか~
所得(しょとく)
~「得る」とは何なのか~
図に乗る(ずにのる)
~この図に、乗れるものなら乗ってみな~
世知辛い(せちがらい)
~世知が辛いとなぜ生きにくいのか~
善哉(ぜんざい)
~よきかな、よきかな~
退屈(たいくつ)
~つまらないのは、なぜ?~
醍醐味(だいごみ)
~物事の最奥とカルピスの関係~
智慧(ちえ)
~智慧と知恵の違いから「賢さ」の質を考える~
中道(ちゅうどう)
~両端を離れた真ん中、上下から離れた平穏~
徹底(てってい)
~自分の頭で考え理解して、はじめて情報は知識になる~
天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)
~「尊ぶ」と「貴ぶ」の違い~
【は行】
馬鹿(ばか)
~馬と鹿でなぜ「バカ」を意味するのか~
彼岸(ひがん)
~仏になる? それとも仏として生きる?~
皮肉(ひにく)
~皮と肉と骨と髄~
分別(ふんべつ)
~比較しない視点、区別しない考え方~
方便(ほうべん)
~嘘ではなく、目標に近づける便法~
【ま行】
未曾有(みぞう)
~これまでに存在しなかった出来事~
無分別(むふんべつ)
~比較しない視点、区別しない考え方~
無用の長物(むようのちょうぶつ)
~必要なもの以外はすべて無用という究極の断捨離~
【や行】
油断(ゆだん)
~ふと、気を抜かないように~
【ら行】
輪廻(りんね)
~何が廻りまわっているのだろうか~